植物と私4
草本にもアカザ、ヒユのように緑色の穂をだして咲く、主として風媒によるものがたくさんある。
こうした花は、ときとして、ススキなどのように集団美がみられるが、たいていの場合、花の美しさは無視されている。
ついでながらこんなふうに被子植物の中には花が目だたないものがかなりあるが、これは進化的に遅れているものとは考えられていない。
たとえばイネ科などは、単子葉類の野菜 種の中でかなり進化の度合いの高いものとされ、単子葉類の原型はむしろユリ科のようなものとされており、そのユリ科は、双子葉植物のキンポウゲ科のようなものからはじまったと考えられている。
また樹木性の尾状花序のものについてみると、これらはモクレン科などから出発したと考えられている。
つまり花らしくない花の咲く被子植物は、進化の途中で、一度はちゃんと花らしい花の咲いたものが、さらに進化する途中で、花がいわば退化したようなものと思えぱよい。